はじめましての生き物、そしてまたまたのうなぎ。

今まで42年間お目にしたことがない、見た目がめちゃくちゃインパクトのあるこちら!

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Lampoie=ヤツメウナギ!

見たことある人いますでしょうか?!日本にもいるらしいですが鮮魚としてお目にかかることは少ないとのこと。というか魚じゃないらしい。無顎類というらしく生きた化石といわれるほど古くから生息している生き物だそう。

 

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とくに口が超ーグロテスク!

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顎がなく円形の口にたくさんの歯。。。エイリアンみたい~!ひぃ~。すべってブレるー。。。お義母さんはヴェ~ックといいながら逃げていった。。。笑 

名前の由来でもある体の側面に7つの鰓孔。どちらかというと顔や触り心地がナマズに近いような、うなぎみたいにしまっていなくてプニュプニュ。いったいどうやって処理するの??

 

うなぎは今回漁師の知り合いから直接買ってくれた義両親のお友達が持ってくる直前に絞めてくれたそうで、水に入れたらまだめっちゃ動いてた。。。ひぃ~!

 

お義父さんと一緒に下処理をしていると、さばいてる途中で突然抵抗するように動き出すうなぎに思わず悲鳴をあげる私にお義父さん大爆笑。。。笑 今回は本当に新鮮で処理も今までで一番スムーズに綺麗に仕上がった気がする!でも頭も内蔵もない状態で手の中で動く感触は気持ち悪すぎる。。。!

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問題のヤツメウナギは、知り合いから聞いたやり方で、まずはお湯を沸かしてその中に1分ほどヤツメウナギを入れ、体のヌメリを取り、頭と内臓を落とすやり方。ただお義父さんが言うにはうなぎと違って血の量が半端ないらしい。土曜日だったので子どもたちのご飯を作っている間にお義父さんが一人でやってくれたので、きっと台所が血だらけになっていたに違いない、、、。お義母さんが帰ってきていたらひっくり返ってたろうな。。。

 

というのもこのヤツメウナギは大型の魚に寄生して血液や体液を吸収して生息するらしい。。。ひぃ~!

 

ということで、小さめのうなぎ1匹と巨大なヤツメウナギをボルドー風に調理してみました。ぶつ切りにして塩コショウ小麦粉でまぶし、バターとオリーブオイルで玉ねぎと炒め、赤ワインで煮込むというやり方。人参と秋にとってきて乾燥させておいたキノコたちもたっぷり入れて。

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左がヤツメウナギ、右が普通のうなぎ。

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断面を比べるとヤツメウナギの方が油が多いのがわかる。

 

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 見た目はなんだかイマイチですが、、、

このヤツメウナギには豊富な栄養素が含まれるらしく、その中でも特に高いのがビタミンAだそうで、その他DHAやEPA、脂質代謝を上げる効果があるなど、なかなかの健康食品!普段お目にかかれないのが残念だわ。

 

ということで気になるお味はというと。。。

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 身は油がのっていて癖もなく、食感がコリコリした部分があったりして美味!◎今回のうなぎも油がめちゃくちゃ乗っていて、身がふっくらして臭みもなくて美味!静岡のうなぎと互角くらい美味!!!

 

この漁師さん、普段はレストランにとれたてを直で持っていくらしいのですが、何せ今レストランは閉鎖。。。再開の見込みも当分ないので、こうやって一般に販売しているらしい。ただヤツメウナギはこれでおしまいらしい。。。残念!

 

ということで、知れば知るほど生態がとにかく面白いので、興味ある方はぜひお調べになって!笑