辛い出来事を越えて。

みなさま、だいぶご無沙汰してしまっていたのには訳がありまして、今日はようやくそのことについて。

 

去年の11月末のあるお昼前、旦那がリノベーション中だった家で1人、暖炉の煙突部分だったコンクリートをマシーンで切っていたところ、火花がうしろに置いてあったイゾレーション用の藁の束に飛んで、そこからはあっという間に木の部分に燃え移ってしまい、旦那は耳に当てていた防音対策のヘッドホンで気づいた時には時すでに遅し。火を消す道具は何もなくパニックで家に帰ってきて、偶然居合わせた旦那の弟とその友達、仕事行く前の私が家が燃えてるとパニックになってる旦那と現場に向かうと、すでに火は大きくなっていて、近くに寄るのもすでに危険な状態で為す術もなく、ただ燃えてる家を見てるだけ。取り乱して電話も出来ない旦那に代わって弟くんとお友達が消防車を呼んでくれて、知り合いなんかにも連絡を取ってくれて、ショックとパニックに陥っている私達を家に戻してくれ、その後は現場の対応を1日してくれました。涙

平日だったので幸い子供達は学校に行っていておらず、私はすぐに仕事場に連絡しその日の仕事を変わってもらい、私達はすぐに駆けつけてくれたお友達に支えられながら、駆けつけた救急隊によって質疑応答した後、救急に運ばれて一酸化炭素中毒の可能性を調べて、精神科で精神状態を見てもらい、その後問題なしということでお友達に迎えに来てもらい、夕方に家に帰りました。 義両親は義母の実家のブルゴーニュに帰っていておらず、たまたまパリから用事で来ていた伯母と駆けつけてくれたお友達が、子供達を学童に迎えに行ってくれ、ご飯も持ち寄ってくれて、本当にたくさんの人に支えられて数日過ごしました。 リノベーション中の家は全部燃えてゼロの状態になってしまったけれど、消防隊の人達が良い仕事をしてくれたようで、その他には燃え移らずにすんだのは本当に良かった。 そして何より子供達もショックは受けていたものの、長男以外はそれほど状況を理解している感じではなかったのでそこは良かったかなと。 1番の問題は、旦那が費やしたエネルギーと時間とお金とを考えてしまうとやはり立ち直れないというか、たくさんの人達に手伝ってもらっていたので尚の事、またゼロからやり直しと考えると、モチベーションもエネルギーもわかないというところ。。。旦那は処方してもらった睡眠薬でなんとか眠ることが出来る状態がしばらく続きました。

 

それから2ヶ月後くらいには、旦那が1人で木を伐る仕事をしていると、夕方、先の尖ったハンマーというか木を引っ掛けてとる道具を膝に入れてしまい、救急に行くというアクシデント発生。傷自体は大きくないものの、膝ということと、深さがあったので中をきれいに消毒したりと開いたおかげで、2か月間は安静にと。なんとも羊のべべちゃんが産まれるファームの繁忙期。旦那は数日間は車の運転すら出来ずに、私と知り合いとで朝晩の餌やりやら出産のお世話をすることに。本当に体力的に大変だったし、と同時に旦那が毎日こんなルーティンを一人でこなしていたのかという驚きといったら。

もちろん私はシネマのオーガニックレストランの仕事も同時進行。しかも新しく入った新人が2ヶ月後に辞めてしまうという。もう本当に厄年としか言いようがない不運続きだったわけです。 まだまだ不運ネタはあるのですが、今回はこのへんで。。

 

ご心配をおかけしましたが、不幸中の幸いは、私達みんな健康に生きているということ!もうこれだけで充分とすら思えるわ~☆涙