友人の結婚式でTémoin(証人)になる

前にも一度このブログで登場しているグルメなお友達カップルがなんと突然結婚するとこっそり言ってきた!フランスでは本当に今事実婚が多い。2人はもう20年くらい一緒にいて、まわりのみんなもえ?籍入れてなかったの?!と驚くほど。2人には子供はいなく、特に結婚して何かが変わることもなく、パックスもしていなかったよう。50歳を前に今後のことを考えて今籍をいれておこうとなったよう。

ただ結婚すると言っても、書式上だけで披露宴をあげるわけでもなくとってもシンプル。Témoinは結婚する二人が無事に夫婦になる誓いのサインをするのに立ち会い、その結婚の証人としてサインをする事で、通常兄妹や親友がその役割を果たします。私達の場合、旦那はお兄ちゃんに、私は姉にお願いしました〜。

なので2人からTémoinをお願いされた時はとっても嬉しかった〜!初めて証人!

フランスでは市役所(mairie)で挙式をする必要があって、その後の宗教的な挙式はやりたい人が教会でやるといった感じ。私達の場合はこの市役所の挙式のみでした。

当初1月を予定していたのに、マイペースな2人は結婚式をする市役所に提出する書類やら、その後結婚に反対者がいないか張り紙が出されたりといろいろな段階を踏むことを考えていなかったのか、結局挙式日が3月10日になっちゃったんだけど大丈夫?と言ってきた。。。まー出産予定日の1ヶ月前だけど大丈夫だろうとokしたものの、べべちゃんが早くから下がっていたので内心ドキドキ。。なんせ子供たちのバカンスの最後で疲れ果てていたから。。。

当日、11時30分にRedonの市役所にて挙式、その後町一番の高級レストラン『La Bogue』にて食事会という予定。子供なしでということだったのでお義母さんに預けて2人で参加できて、つかの間の休息が出来た〜☆まずは彼らのアパートに集合。てっきり彼らの家族も来ているのかと思いきや、おととい報告したとかそんな状態で挙式はほんとにシンプルに4人だけ!何年ぶりかの化粧(といってもシミを気持ち隠すために粉をパタパタ+アイシャドウちょんちょんだけだけど!)して、髪の毛も編み込みして気合い入れていったのに!笑 まー楽しかったけど!2人もきれいめな格好はしてるけどラフなスタイルで。

朝の雨が嘘のように晴れて、めちゃくちゃ気持ちのいい天気!みんなでお散歩がてら歩いて市役所まで。

市役所は歴史のある古い建物で、上の階に上がるのは初めて!挙式する間に通されてみんな感激!おおおお!これぞザ・フランス!って感じ〜!お城みたーい!ステンドグラスがきれいでシャンデリアが豪華で重厚な絨毯がしいてあってものすんごく特別な雰囲気。写真!写真!とカメラを出したはいいもののなんと早速電池切れ!!!いやーーーーーーーーーっ!!!バッテリーを出しては入れてみたりもがいたけどだめだ。。。涙 なんてこった。。。致命的なミス。。。涙 そして4人のうち他にカメラを持っていたのは新郎のみ。しかも古い携帯の画質の良くないカメラのみ。。。涙 はぁーーー。やってもーた。。

そこへ挙式を仕切ってくれる市長さんかと思いきや、市議の人?と新婦と知り合いというアシスタントの女性がテンション高くやってきた!2人ともめっちゃ正装していてカジュアルなうちら4人がむしろ恐縮するくらい!広くて椅子がずらりと並んだ間に6人だけでおごそかに式が進められて、でもこの市議の方がとっても素敵で温かい雰囲気の中で取り交わされて、なんかみんな幸せな気持ち。2人が誓いを交わしサイン。証人のうちらもサイン。新郎新婦の2人は私の日本語のサインが大好きで、他の2人にも説明していた!

ということで挙式はほんとあっという間に済み、その後は他の間も少し見学させてもらったり歴史について話してくれたりととっても親切。

天気もよく予定より早く終わったので、行きつけの近くのバーに行くことに。2人は挙式を担当してくれた2人にも一杯どうかと誘っていたが、まだ仕事があるから行きたいんだけど、というフランスならではのやりとりがあった。行きつけのバーには予想通り土曜日ということもあり知り合いがたくさんテラスで一杯やっていた。新郎新婦はみんなに一杯ごちそうしていた。

そしていよいよ待ちに待ったレストラン!!!フランスに来てはじめてのガストロレストラン!!!レストランの中にもちろん初めて入ったけど、高級感はありつつシックすぎない、モダンな感じで天気も手伝って居心地のよい空間。あー写真撮りたい。。。涙

お客さんはとりあえず私達4人。サービスのマダムからメニューを渡される。ランチのコースメニュは4種類。上から45€、37€、24€、17€だったかな?アラカルトのメニューも豊富でびっくり。もうどれを選んでいいやら食欲をそそられる名前がずらり!結局4人共37€のコースで、2種類くらいそれぞれ選択肢があったので、カップルで一つずつ選択してシェアする作戦で!

まずは食前酒にお祝いのシャンパンを!魚とポワローのリエットが出てきた。アミューズブッシュには細長いガラスの器にじゃがいものポタージュ、くるみのオイル風味というシンプルだけどうまい!っていう感じのものが出てきた。シャンパンとも意外にも合っていたのにビックリ!私も我慢できず少しお酒も楽しませてもらった。。。ごめんべべちゃん。。。

前菜にはフォワグラのパテか手長海老のグリルのチョイス。どちらもうまい!そしてパンがうまい!

メインはBar(スズキ)のポワレか牛フィレのステーキ。どちらも付け合わせの野菜が珍しいものを使っていてよかった。お魚の皮がバリっと中はふっくらしていてさすがだなと。骨が一本もなかったし。

チーズはワゴンサービスかヤギのチーズのクリスピーグリルはちみつ風味のチョイス。ワゴンは10種類くらいの中から好きなものを選んでサラダと一緒にサービスしてくれるスタイル。どれもひかれるので選べないし名前が覚えられない!えええーーと、真ん中のやつとかいいながらサービスしてもらい試食。うーん、どれもうまい〜!あーーーー飲めないのが辛いーーーーー。

とかいいつつ、新郎はワインに詳しいのでチョイスが最高!試飲のつもりがどれも食事とぴったりでチビチビ飲んでいたつもりがマダムのおかわりの時には断らずグラスの半分近くを毎回いれてもらっていたので後からみんなに突っ込まれてしまった。。。汗

デザートはサブレにいちじくが乗っているものに手作りのジャム?クリーム?栗がベースでスパイスの効いてる初めて食べる味!美味しかった〜。洋梨のアイスも添えられていた。もう一つはアーモンドタルトの中にパイナップルが入っているものにアイスが添えられていて、こちらも美味しかった。

エスプレッソで締めてなんともお昼から贅沢なひとときを過ごさせていただきました。新郎新婦のゴチで!

やっぱりビストロとは違い、ガストロは家では食べられない食材やら洗練られた料理人の技、細かい下ごしらえがあるわけで、いちいち感動しながら味わわせてもらいました。

でもいつも謎なのが、どうやって食材の仕入れとストックを管理してるのか?!今回私達の他に年配カップルが一組だけ。だいたいいつも閑散としている印象で経営は成り立っているのか?メニューも思っていたより種類があったし、、、。いつか聞いてみたいわ〜。

新郎新婦がお店を出た後に、時期じゃなかったんだろうけどオマールがメニューになくてがっかりした〜だって。次回はオマールの時期に行けるように頑張ろうと誓ったのでした〜!


ということで結婚式&食レポなのに写真がないだなんてごめんなさーーーいm(_ _)m