フランスで職業研修4ヶ月半の道!

前回話した研修が始まって2ヶ月。最初の2週間は、朝子供達を着替えさせ、ご飯を食べさせ学校とベビーシッターさんのお家に送りに走って、そこから9:00-17:00のフランス語漬けの長〜い一日。もう午前の時点で頭痛がするくらい…。もう生活のリズムをつかむまでが長かった。なんせ、娘の奥歯が生える時期で夜泣きはするは、何故か息子が夜のオムツやめる!と急にやる気を出し、パンツにさせたはいいが、10日間くらいおねしょ。。洗濯の量は半端ないし、夜中おねしょした後呼ぶし、完全に寝不足。。もう本当に疲れ果ててゆっくり休みたいのに週末でも娘は6:30に起きるし…。涙  

1ヶ月を過ぎた頃からようやく身体が慣れてきました〜。

さて、前置きが長くなりましたが、この研修、CLPSというブルターニュにいくつかある団体がやっているプログラムで、Compétence FLE(Français Langue Etranger)という名前の職業訓練です。対象はpôle emploiに失業登録している外国人。応募に必要な書類も相変わらず多数ありーの、面接ありーので、必ずしも全員が受けられるわけではないようですが、通常10〜12人のクラスで、今回は応募者が少なかったようで、フランス語のレベルもまちまち。今回11人の多国籍なメンバーの中、上はかなりのフランス語上級者が数名…。私はというと下から4番目くらいかな〜。(4番目と5番目の差がすごい…。汗)

イギリス、スコットランド、イタリア、アルメニア、モンゴル、中国、インドネシア、モロッコ、南アフリカ、日本と全10カ国の27歳から50歳くらいまでとほーんとに面白いメンバー。職種も様々で、男性陣はガテン系やらツアーオフィス、ビール製造販売、女性陣は料理人が私含め3人、子供に携わる仕事、販売員、歯科助手、流通の経済化プロジェクトの促進…(あってるのか?)とそれぞれの目的も境遇も興味深い。

研修の内容は、フランスで働く為に必要なこと(付きたい職種について調べたり、求人募集を知るにはどうしたらよいか、履歴書、モチベーションレターの書き方、面接までのこぎ着け方、電話応対、面接のシュミレーション、フランスの雇用の種類、契約書の内容、給料明細の見方などなど)

そしてフランス語(主にビジネス会話)

そしてそして、実際に現場にて3回に渡る合計7週間の研修。それぞれが自分のやりたい職種の会社に研修させてもらえるか聞きにいき、研修先を見つけるという。

このフォーマーションの最後には、国家認定フランス語検定の資格テストが受けれます。(DILF、DELF、DCLなど)


何が良いかというと研修は無料で、尚且つ地域(Région Bretagne) から手当がもらえます。条件により金額が異なり、勤続年数や失業保険の有無、家族構成などによって異なります。私の場合、日本で勤続年数が長かったホテルから証明書を出してもらい、法廷翻訳したので、月にだいたい€650。その他、子供が3人以上いる、シングルで子育てしてるなどの条件でもこの金額。そうでなければ26歳以上は€400くらいです。


この研修をやっているのはブルターニュ地方のみですが、他の地域でも同じような内容の研修があるというのを見たので、pôle emploiなどで聞いてみることをオススメします。