ファームレストランで2週間の研修!

職安(pôle emploi)のプログラムで、就職訓練的な現場での研修(お給料はなし)を開始。私達の結婚式のランチで会食した知り合いのレストランにお願いした為、融通もきき、言葉の心配も少し軽減。

1日7時間×10日のプログラム。

問題は、母乳一筋10ヶ月の息子!研修前に友達に教えてもらった、子供が良く飲むと評判の自然食品のお店で買えるBioの粉ミルクを、飲んだらラッキーと思いトライ!…が、やっぱり飲まない…。匂いは前のより良かったのにな〜。そしてフランス語レッスンでもお世話になっている、町の市民センター(centre social)の託児所にも登録。ここは所得によって値段が違うので、低所得な私達にはありがたい。なんと2時間預けて€1未満!

あとはお義母さんにみてもらうことに。母乳も搾乳して冷凍!準備はだいたいオッケー!


そしていよいよ緊張の初日!


旦那の友達の両親のレストランなので、だいたい友達のお母さんとキッチン作業がメイン。このお母さん、初めて会った時から夏木マリに雰囲気と声が似てるな〜と思っていたのだけど、本当にサバサバしててカッコいい!

おかげで、仕込みが終われば"帰っていいわよ!時間はごまかしてあげるから!"と息子のことも知っているので通常より時短で帰らせてくれる。出勤時間も"やることやってめどがついたら来てくれればいいから"とだいたいの時間だけ言われる。本当にありがたい。

そして何よりも、今までなんとなーく処理してたフレンチ野菜の扱いを習えて、目からうろこのテクニックも教えてもらえてとっても嬉しい!

こちらのファームで生産された仔牛肉、豚肉、チキン、鴨肉がメイン料理。全部ではないが、多くの野菜も畑から使っている。肉料理は火の通し方なんかが難しいなと思っていたけど、夏木マリはさすが、メイン料理のどれも本当にプロ!こればかりは経験が必要だなと実感。



そして息子はというと。。最近昼寝をあまりしなくて困っていたのだけど、そのおかげ?か意外とおっぱいなしで平気な様子。出かける前にあげたら後は寝る前に飲むだけの日もある。思っていたよりおっぱい離れが早い?!(と思っていたら終わった途端からベッタリ…)



2月14日のバレンタイン、フランスではチョコをあげるっていう風習はなく、カップルでレストランで食事をしたりするのだそう。その為、こちらのレストランは満席御礼!バンド演奏が入り60名近いゲスト。


アペゴ(食前酒)のおつまみに巻きずしが追加され、私も当日は130コのサーモンの細巻きを作った!

当日の様子はこちら!

前菜には胡麻の手作りフィンガークラッカーにベトラーブ(赤かぶ)のピュレ+リコッタチーズ+ごま塩+ごま油を混ぜたディップソース。色もきれいでお家でも作れてオススメ!

その後は、野菜&スパイスたっぷりのオレンジレンズ豆のスープ、仔牛のすね肉 クミン、オレンジ風味、デザート、コーヒーと続く。(写真がない…涙)


2週間はあっという間に過ぎ、久々にフルタイムで働いてみて、子育て、家事との両立の大変さを思い知ったのはもちろんだけど、より要領良く時間を使えて、なおかついろんな人と関わることで自分のフランス語も上達したし、ある程度会話も出来たことで少し自信がもてた気がする。自分の将来やりたい方向性も見れて、とにかくよい経験になった。ま、2週間っていう期間限定だったから頑張れたのだけど。しかし仕事と育児と家事とこなしている3児のママとかいったいどーやってまわしているのか、ほーんとあらためて尊敬!!!


しかしこのプログラム(évaluation milieu de travail)、働いた私達は一銭ももらえないのだけど、受け入れ先には1時間€2 = 70時間で€140支払われるっていう意味不明なシステム。夏木マリはバカバカしい!って言って申請用紙をポイッとして、最後私にお駄賃をくれた!笑


何はともあれ、充実の2週間でした◎