法廷翻訳(tradiction assermenté)

日本から帰ってきて休む暇なく、12月中旬から始まったformation(研修)の申込みで必要な書類集めと、娘の預け先を探すのに走り回っていた時の話。

過去に1年間で910時間以上働いていたことがあると、もらえる手当の額が上がるというので、前に10年間働いていたホテルへ連絡し、在籍証明を出してもらうことに。知ってる人がだいぶ少なくなっている中、運良く総務に異動した仲の良い後輩が電話に出てくれたので話が早い!必要な記載内容を説明してメールで送ってもらえることに。

もちろんその後、フランス語に翻訳が必要な為、1ページの最小限で。

そして厄介なのが、ただの翻訳ではなく、法廷翻訳でないとダメということで、4年前の結婚式で通訳をお願いした方に連絡してみる。すると、、、

注文が多すぎて、こなすのが無理な状態。申し訳ないけど今はすべてお断りしているとの答え。そして南フランスにいる知り合いを紹介していたのだけど、そちらも手いっぱいになってしまったそうということ。ガビーン!

(電話の後、法廷翻訳家になったら稼げるんじゃん!と単純な黒い発想を巡らせていた…が、直後にどれだけ難しいかと正直読み書き嫌いなのに出来るはずがないと身をわきまえる。。)

そして調べてみると、広いフランス国内、日本語⇄フランス語の法廷翻訳家が少ない!

いくつか無料査定してくれるエージェントに問い合わせてみる。

すると、、、

一つは出来ないとの返信。

他は、なななんと、4日くらいで出来るが料金は€72!!

もう一つはなななんと!€110!!?

いやいや、1ページで文字数もそんなにないのにぼったくりすぎでしょ?!

聞いていた相場は1ページ、
€25〜€50。€50はないだろ〜なんて思っていたのに、倍以上だし!


これはエージェント通さず直接頼まなければ!とひたすら名前を検索して電話をかけてみる。繋がらなかったり、電話番号が古かったり、日本に帰国中ですぐに出来ないだったり…。焦ってきたところでようやくニース在住の1人の女性に繋がる!そしてあっさりすぐに出来ますよとの答え!!すぐさまメールで在籍証明を送る。すると、、、

料金はなんと!€35!!!妥当!!!

いや〜、嬉しかった〜!!!


旦那やお義母さんに話すと、娘の職業決まったわね!!法廷翻訳家!!!笑
マジでありだわ!!!


そして私と代表取締役の名前のスペルの確認だけメールがくると、翌日の朝には発送しますとの連絡!なんて効率のよいこと!フランスに来て初めてじゃ?!笑

そして翌々日には届くという!いや〜、仕事の出来る人って本当に気持ちがいい!届いた書類達を見ても非の打ち所がない完璧さ!支払いは小切手を送ったのだけれど、思わず同封した手紙に、効率の良さに感動したと書いてしまった!笑


ということで、翻訳が必要な方は、エージェントを通さずに直接翻訳家の方に片っ端から連絡することをオススメします!