フランスの料理事情

彼のお母さんはフランス中東部ブルゴーニュ地方の出身。ワインや料理でも世界的に有名な所。なので牛肉の煮込み料理なんかがとっても美味しい。

ただ、こちらのお義母さま(通称:サザエさん)、さすが男家系のせいか、とってもおおざっぱ!私もいろんな人によく男の料理だねって言われるくらいおおざっぱだけど、私が驚くほど!

基本的に下ごしらえに時間をかけない!まな板はほとんど使わず、火にかけた鍋に小型ナイフで野菜などを直接切り落とす!基本的に圧力鍋で放置!もしくはオーブンに入れ放置!デザートも材料を全てミキサーにかけ、型に入れオーブン!

こんな具合。



私が巻き寿司やら春巻やらを作ったら、なんて手の混んだ料理なの!と驚く。確かにこれぞアジア!って私も感じるようになった。


フランス人の好きな料理としてあげられるのは、牛肉の煮込み料理が多い様子。赤ワイン煮やシードル煮、ポトフなどなど。

日本では薄切り肉が多いけど、海外で薄切り肉ってほとんど見かけない。お肉屋さんでお願いすればやってくれるみたいなのだけど、自分で骨の少ないブロック肉を半冷凍状態でスライスする。。かなりしんどい。。

そして日本ではサシと言われる脂身がまんべんなく入った霜降り肉が人気だけど、フランスでは柔らかい赤身が人気の様子。ステーキや煮込み料理がやっぱりごちそう。
今では日本の'KOBE BEEF'が世界的に有名になって、フランスでもパリでかなりの高値で食べれたり、同じ品種で同じ飼育方法で育てているスペインの生産者がいたりするらしいが。


こちらのおうちでは、お肉は自分たちで生産しているお陰で、全部の部位を1番美味しく頂ける調理方で食べているという感じ。

日本ではなかなか骨つきのブロック肉やら大きいステーキ肉なんて食べる機会がなかったけど、ほんとに自然の中でストレスなくすくすく育った牛や羊の肉の味は、スーパーで買う肉の味と雲泥の差!


私は食べるのが大好きで、食事には結構お金をかけてきたけど、日本のレストランではなかなか食べられないレアなパーツを食べることが出来て、ほんと驚きand幸せ。

最近の驚きand幸せは、骨の随の脂身!os a moelleという脊髄の脂身を、小さいスプーンでほじってバゲットに塗り塗り。塩コショウをふって頂く。なんともねっとりコクがあってうまし!後で、同じくフランスに嫁いだ親友のミーチャが、オッソブッコ(牛のすね肉煮込み)という料理を作ってくれたのだけど、骨の間のトロトロがなんとも濃厚で美味しかった〜!

あとはレアパーツで言うと、羊のおタマタマ。1〜2cm幅にスライスしてガーリックバターでソテー。塩コショウ、パセリを散らして頂く。ふあふあで食感ははんぺんみたい。味はクセがなくなかなか美味しい。


そういえばこちらのお家では、普段ランチががっつりで、ディナーはしっそ。あんまり油っこいのもサザエさんは好まず、揚げ物は一回も出てきたことがない。最初、油好きな私としてはこってり感が足りない!と揚げ物に飢えていたけど、身体も慣れるもんだ。ま、揚げ物食べれる機会の時には、私も旦那もここぞとばかりにガッつくけど!笑


あと驚いたのは、中東料理が意外と人気。ファーストフードではケバブが人気だし、クスクス(小麦を粒状にした小っさいパスタみたいなやつ)もよく食べる。実はクスクスって知ってはいたけど、日本で食べたことがなく、ワーホリのニュージーランドでキャンプの時に、フランス人が作ったのを初めて食べた。その時の印象は、粒が小さいから食べた気がしなくてあんまり美味しくないな…だった。

が、スパイシーな羊やチキン、ソーセージなんかの煮込み料理と一緒に食べると美味しい!トマトやきゅうり、レモン汁、ミントなどとあえてサラダにもよくする。↓タブレという



あとはデザート!驚いたのが、男性も普通にデザートを作る。私の旦那は普段料理をしないけど、お義母さんがよく作るヨーグルトケーキ(カステラみたいで美味しい)は唯一レシピを見ずに作る。私の周りにいる他の男性もだいたい1人1つは得意なデザートがある気がする。フランスでは食後にデザートは欠かせないといった感じなので、どこの家庭でも普段からよく作る。デザートのレベルはさすが本場!ハイレベルだと思う。


あとは乳製品の充実。
さすが農業大国フランス!乳製品の種類が豊富&安い!
今までケチケチ使っていたバターやクリームを今や惜しみなく使えてチョー嬉しい!笑
もちろんチーズは毎食後欠かせない。


そんなこんなで食に関しては、まだまだたっくさん伝えたいことがあるので、これからもっと探索して報告しまーす!