半泣きの移民強制勉強会!

フランスで滞在許可証を取ると、全員必須のフランスについての講習会に出なくてはならない。それも9:00-17:00の丸一日を2日!長い…。涙

一日はフランスについて(formation civique)。

もう一日はフランス生活に必要な情報(la vie en France)。

私はまた80km離れたNantesまで通わなければならない…。しかも旦那、子供は同伴不可の為、1人で…。


何を思ったか車で行ってしまったのがそもそも間違い…。この時ちょうど、息子の夜通し寝かす作戦まっ只中で寝不足に加え、一日お義母さんに預けて行く為、夜中に起きて搾乳+朝6時に起きて、息子におっぱいを飲ませ、渋滞を見込んで7時に家を出る=3

この時点でゲッソリ…。

そして案の定、予想より早い段階で渋滞にはまる…。まず1人で運転して来たことがない上、田舎道しか運転したことがない私が、初めて行くとこ(しかも都会!)をなんで車で来てしまったんだろうと早くも後悔…!とりあえず街中までは地図通り順調に来れた!が、街中に入った途端、地図通りに行かずパニック!あれ?地図の通り名が見つからない…しかも混んでてゆっくり探しながら走るとあおられる…。汗  時間も迫ってきていたので車を停めて道を聞くことに!

オープンの準備をしていたカフェに入り、つたないフランス語で道を聞く。この時点で間もなく9時!そして携帯を持っていない私は、親切に教えてくれた彼に電話をしたいがどこで出来るかと聞いてみる。彼は自分の携帯を出し、私がうまく話せないのを察して電話をしてくれ、状況を説明し、遅れることまで伝えてくれた!なんて親切なんだ!

お礼を言って車を走らせ、なんとか近くまではたどり着けたが、そこからさらにピンポイントまで行くのに迷い、また2回ほど車を降りて道を聞く。ようやく住所の場所まで行けたが、駐車場が都会は有料しかない。が、ケチって悩んでいる時間もないので道路沿いのとこに停める。本来チケットを買って車に置いておかないといけないのだけど、小銭がなく、とりあえず後で大丈夫だろうとダッシュで会場を探す=3

すでに道を聞くときにダッシュしているせいで、息が切れまくり声が漏れまくりでヒィヒィ言いながらようやく到着!なんと1時間遅れ!汗

ヒヤヒヤしながら会場へ。ドアをノックすると担当者の男性が出てくる。シリアスな表情。大分遅いし、もう始めているからだめだと言われる…。こんな苦労して辿り着いて帰されるなんて絶対やだ!と必死に、朝7時に家を出てきたんだけど、見つけられなかった!とすがるような目で言い訳してみる!するとしょうがないなといった感じで中に入れと言われる!良かった〜!

中に入ると予想以上に多い40人くらいの移民達に見られ、若干気まずい…。が、遅れてきた身分なので真剣にフランスについての講義を聞く。

内容は、フランスの歴史やら政治、経済、地理、国旗や国歌について。

担当者がフランス語で説明し、もう1人、年配の男性が英語で通訳といった形式だった。私が来る前に全員が自己紹介したらしいのだけど、日本人は私の他に女性1人、あとは国籍さまざま!アフリカ系やアジア系(女性ばっかり)、ヨーロッパ系などなど。実は講師をしている男性は元ユーゴスラビア出身、通訳の男性はイラク出身ということで驚き!なんとも18ヶ国籍の人が集まっていた!

私が席について45分くらいした頃に、休憩に入った。飲み物やらクロワッサンなんかが用意されていたが、私は見向きもせず、とりあえず駐車券を買いに車に走った!が、何やら遠くからワイパーに挟まる紙が見える…。ま、ま、まさか!?なんとも運悪く、駐車してすぐチェックされてたようで、違反切符をきられてしまった…!罰金€17(\2,400くらい)…。ま、思ったより安いし、駐車券買わなくていいからいいやと諦める。


そんなことがありながら内容はまぁ予想通り。説明しながらいろんな人に自分の国はどうだ?と質問してコミュニケーションをとりながらといった感じだった。何故かこの講師の男性、日本はどうだ?と私によく質問してきて困った…汗  通訳が入る前に聞いてくる上に、歴史やら政治経済のことをフランス語や英語で説明なんてハードルが高すぎる!

もう1人の日本人女性は、以前パリで2年間学校に通っていて、その後日本のフランス大使館領事部で働いて、そこで出会ったフランス人男性と結婚してフランスに現在住んでいるというだけあって、フランス語のレベルがめちゃくちゃ高かった!

質問の答えも、私だったら日本語ですら危ういっていう内容も、的確にフランス語で答えていて、ただただすごいなーと同時に、なんて私は頭が悪いんだ…といつもながら、もっと勉強しとけば良かったと反省…。


お昼付きということで、そこの建物内の食堂にて、前菜、メイン、デザートが選べた。思っていたよりも美味しかったが、デザートのチョイスを間違えてしまい、なんとも科学的な?!一口食べただけで不自然な味って感じなカスタードプディングを取ってしまい、珍しく一口以上食べれなかった…。いったい何でできていたんだ…。

そしてなんともお昼休憩が2時間も…!?絶対いらないしっ!その分早く帰りたいしっ!と誰もが思っていたに違いない(はず)!


ということで、私は早々お昼を切り上げ、車で昼寝!笑  そしてなんともおっぱいがパンパンに張ってきてしまったので、トイレにてちょい乳搾り…


午後からはみんな眠気に襲われるも、講師の男性が質問攻めでなんとか寝ずに乗り切る。私は息子が気になって気になって早く終わらないかと祈ったが、16:30前に終了…。

渋滞前にとソッコーで車を走らせるが、なんとも道をまた間違えてしまい、半泣きになりながら道を尋ね、ようやく知っている道へ…1時間で着くところ、渋滞もあり2時間かかり家に着く…涙。初の丸一日息子と離れ、どうだったかとお義母さんに聞くと、搾乳したミルクを飲んでお昼寝もして、たくさん遊んだそう。おっぱいも帰りの運転中に痛いくらいパンパンに!


ということで、運転5時間!講習4時間半の長ーい一日は終了。


帰ってから旦那に、

まさかフランス国歌とか歌わされなかったよね〜?(冗談風に)

え?歌わされたよ!私は知らないから歌えなかったけど。

え"ーッ!マジでーッ!うわ〜(ドン引き)




数日後の講習のメンツはほぼ同じ。ただ不親切にも場所が変わったのだが、この日は義両親がおらず、旦那が息子を見る為一緒に行くことに!ホッ。お陰で運転の心配はなく、お昼も旦那息子と一緒に食べれておっぱいもあげれて良かった〜。

内容は、私達がどんな市のサービスを受けられるか、市役所の社員の人が説明、続いて社会保障について担当者が来て説明、午後からはフランスの学校のシステムなどについて前回と同じ講師、通訳が説明。

後半は、2日間ほぼ同じメンツだったおかげで、変な一体感がうまれ、最後は全員で記念撮影するまでに!笑


そんなこんなで二日目も16:30前に終了。両日ともに最後は修了証みたいな紙をもらう。


フランスの長期滞在許可証は最初の3年間は1年ずつ更新しなくてはいけなくて、4年目にようやく10年の許可証が申請出来る様子(フランス語のテストなどがあるらしい…)。


とにかく誰もが言うとおり、フランスの公的手続き系は最悪(特に移民には!)


まだまだ続く…

ほんとーに早くこのストレスから開放されたい!