出産日の状況

予定日9/16(水) 9:00  前夜から大雨の荒れた天気。
モニタリングの為病院へ。がしかし、今朝は3人の妊婦さんが分娩室に入ってて人がいないから1時間後にまた来て欲しいとのこと。

1時間後に戻るとまだ1人出産中だから、声が聞こえるかもしれないけど大丈夫?と聞かれる。

モニタリング開始。

べべ子ちゃんは特に問題なし。が陣痛はまだない。子宮の様子をチェック。指2本分開いていて柔らかくなってるから、出産まで遠くないわよと言われる。

知り合いの助産婦さんがちょうど出勤日で様子を見に来てくれた。担当の先生は今バカンス中でおらず(フランスらしい…)、別のベテラン先生がエコーを撮って様子を見るとのこと。足はくの字になっているのでお尻から出やすいポジションだということ。羊水も充分あるし、スペースも割とあるからと逆子を治すマッサージをしだした。がしかし、痛いくらいにグイグイ押す!汗
途中まで頭は回るもののひっくり返るまではいかない…。先生曰く3週間前だったら返せてたよ〜と残念そう。が、その後からお腹がパンパンに張ってくる…。

とりあえず2日後にまた来るようにと予約を入れ家に帰る。

そしてお昼を食べ終わる頃陣痛が始まる!

13:30 最初の陣痛。あ!これこれ!と忘れていた痛みの感じを思い出す。

しばらく15-20分間隔の陣痛が続く。

14:30くらいから痛みが強くなり、話す余裕がなくなってくる。5-10分間隔に。お義母さんオススメの両手を広げ大きく深呼吸しながら歩き回る方法で痛みを逃し出来るだけリラックスを心掛ける。おしるしらしい血混じりのものが出てた。

仕事している旦那に電話し、そろそろシャワーを浴びて準備して!と伝える。

15:30 日本の家族、友達に陣痛が来てこれから病院に行く旨を連絡する。

15:50 病院に到着。今朝すでに来ているので、受付から助産婦さん、同じメンツで話が早い。

16:30 モニタリング開始。
陣痛の最中、同じく両手を広げ大きく深呼吸しながら歩き回っていたので、コードレスのモニターを付けて様子見。その姿に知り合いの助産婦さん笑う。

17:20 陣痛は産院に着いてから10分間隔に落ち着いてしまった為、一度家に帰ってあったかいお風呂に入って様子を見るようにと言われる…。荷物も全部用意して行ったのに…。

18:00 家に帰り、言われた通り熱いお風呂に入る。身体がリラックスして和らいでるのがわかる。

陣痛は5分間隔に戻り、痛みも更に強く、歩き回ることが出来ない。そんな中、緊急事態発生。牛3頭が柵から出てるので移動させるとのこと!私は息子と留守番。陣痛中、声を荒げながら必死で呼吸している私を見て、息子は腰を心配そうにさすってくれた。涙

間隔が狭くなって、べべ子ちゃんが出ようとして子宮が押されているのを感じる。いったい何cm開いてるんだろうと不安に。

間隔は3分くらいになり、もう歩くことすら出来ず、陣痛中は頭を高いテーブルや棚にもたれてひたすら深い呼吸をするのに必死。声も'ウーーーッフ!ウーーーッフ!'と荒げる。

もう子宮も開いているのが分かる。もうだめだ!早く病院へ行かなくては!

雨の中牛達を移動させ終え、先にお義母さんが戻ってきた!私の陣痛の様子に慌ててお義父さんに旦那を呼んでくるよう叫ぶ!

私も息子に状況を説明。今夜はフランスのじぃじ、ばぁばと一緒に寝るというのも承諾し、明日会いに来るという約束をしてビズ(キス)。バイバーイ!とすんなり。

19:00 3分間隔の強い陣痛。べべ子ちゃんのお尻が出てるんじゃないかというくらい 子宮が押されているのを感じる。旦那とお義母さんに抱えられ車に乗り込む。助手席の窓の上の取っ手が取れるんじゃないか?!というくらい必死に掴まり、声を上げながら3分間隔の陣痛に耐える!なんか映画みたいだね!と思わず旦那と話す。

19:20 病院に到着。これまた旦那に抱えられようやく病院の中へ。今日3回目の来院…。私達を見た助産婦さん達が
'今みんなでちょうど話していたところよ!'と。さっきの陣痛の様子とは全く違う私を見てすぐに分娩室へ。仕事を終えた知り合いの助産婦さんもかけつける。
'あれ?こんなに早かった?!'ってオイッ!

陣痛は相変わらず強く、べべ子ちゃんが出たい!という思いがひしひしと伝わる。

息子の時は時間をかけてゆっくりジワジワ子宮が開いていった感じだったけど、今回は勢いが違う!

準備の為ベッドに横になってというのだが、この体勢が辛い!陣痛中は旦那の手を握りしめながら必死に耐えるが無理!立ちたい!!よく言うが、本当にうんちを出したい!という感覚。

逆子の場合、赤ちゃんのお尻が出たら、あとはママのいきみで自力で出すのだそう。途中で引っ張ろうとすると、驚いて両手を上げてしまうそう。その為、ポジションは必然的にベッドに仰向けと言うこと。。

赤ちゃんがもう出てきてしまったら仕方ないけど、麻酔はどうするかと聞かれ、リスクを考え打っての出産を選択。

麻酔の準備をしている間にいきんでしまい破水し、陣痛の度に羊水が流れ出る。

20:30頃 麻酔を打つ。
下半身がしびれていく感じで痛みが徐々に引いていく。

が麻酔が強く、陣痛が来ているのは感じるが赤ちゃんがおりてきているのが感じられない。麻酔の量を減らしてもらう。

前回同様、そこからが長かった。

待っている間、べべ子ちゃんが1人で頑張っているような気がして悲しくなる。

もう1人の妊婦さんも分娩室に入ったらしく助産婦さんと産科医の先生はしばらく来ない。

お昼から何も食べていないので、陣痛の度に胃が絞られてるように痛みが半端ない。こんなんでいきめるのか…。


23:15 ようやくべべ子ちゃんのお尻が見えたわよ!と言われ旦那が確認!早速うんちを外に出したらしい。

23:30 いよいよ陣痛に合わせ一気に押し出すから、とにかく強く長くいきんでと助産婦さんが取り上げる準備をする。

そして陣痛がきた!1回、2回と回を重ねる毎にニュル!ニュル!と出てきているのが分かる!そして5回目!ついに最後の頭が出きった!!!

助産婦さんが取り上げた娘が見えた!手が長くとっても綺麗!(もう親バカ!)私の胸の上にすぐに置いてくれた!まだニュルニュルしている娘…。旦那がすぐ言った!'完全に私似じゃん!'と!

結局、産科医の先生は出産後にチラッと来て少し話をしたものの、若い助産婦さんが1人で手際良く取り上げた!驚


娘は出てきた時に少し泣いたものの、私の胸の上では静かに寒そうにうずくまっている。なんだか穏やかなおっとりとした雰囲気。すでにおっぱいを探している!完全に日本人顔!黒目で私のことをじーっと見ている。自然と涙が溢れる。。やっと会えた。

時刻はなんと日付けが変わる2分前!23:58!!!

予定日に絶対出るんだ!という強い意思さえ感じた!

旦那がへその緒を切り、おっぱいをあげる。最初から力強く吸い付き上手に飲んでいる。食いしん坊なとこも私に似ていると旦那…笑

両おっぱいを飲み切り、きれいにしてもらい体重を計ったりトリートメントをしてもらう。

2:30 ようやくお部屋へ移動。


知り合いの助産婦さんが午後に、ここ数日出産ラッシュで部屋が小さいとこしか空いてないのよねと言っていた。が、なんと私達の為に、シャワー付きの大きい部屋を予約して用意してくれていた!嬉し過ぎる!!

娘は最初少し泣いたものの、しばらく抱っこしていたらゆっくり眠りについた。

なんと夕飯を食べていない私達に助産婦さんが食事を用意してくれた!旦那共々お腹が空きすぎて倒れそうだったので本当に嬉しかった。

旦那も今夜は病室に泊まることに。

娘は4:30に起きるが、おっぱいを上手に飲み、なんとぐっすり10:30まで寝てくれた!おかげで旦那共々ゆっくり寝ることが出来た。明らかに息子とは違う!その日は娘も疲れていたようで、おっぱい飲んでは5-6時間寝てくれかなり助かった!(が、夜は逆転し頻繁に起きて目を開けていたが…。)


心配していたトキソプラズマ症の影響は、胎盤を検査に出したところ陰性ということで娘には感染していない様子。影響が出やすい目にも今のところ異常はないとのこと。が、これから精密な検査をしていく予定。そして逆子の影響で足腰お尻の骨の状態もこれから矯正していかなくてはとのこと。


何がともあれ、健康に問題なく無事に産まれてきてくれたことに本当に本当に感謝。

今回もただただ ありがとう。