出産当日の様子 -- 第三子編 --

4/11 2〜3週間続いたどんより天気から、みんな待ちに待った太陽が!快晴の気持ちの良い春の陽気。朝、薄ピンクのおしるしらしきもの確認!旦那は朝早くから知り合いの鳥ファームで仕事。旦那から電話があり、お義父さんにメモを残したけど、羊の小屋が開いてるか確認してほしいと言われる。がしかーし車がない!前日に1台タイヤがパンク。2週間前にお義父さん追突事故して1台廃車。。。お義母さん、旦那が残りの車を乗っていってしまったので、しぶしぶ歩いて400メートルくらいのファームに行くことに=3 が、4日くらい前、夜中トイレに起きた時に、階段を最後踏み外して転び、かかとを思いっきりすりむいたので長靴で歩くと当たって激痛。。仕方なく片足はサンダルで手に長靴を持ってゆっくり歩くことに。久々に太陽に浴びて外を歩いたので気っ持ちいいぃ〜!!!雨が続いていたせいで、ファームは泥だらけ。羊たちの放牧地が少し遠く、後ろからついてちゃんとたどり着くか見守る。泥の上を転ばないように歩くのはおまたにひびくわ。。。無事に見届け帰り道は歌を歌いながら深呼吸して帰る。なんてすがすがしいんだ!

実家に電話。たぶん今日か明日にはべべちゃん出ると思うと伝える。

水曜日だったので、息子は午前保育。娘は一日託児所に預けていた。息子とお昼を食べ、息子に一本映画を見せてる間に昼寝。その後車で15分の町の託児所に娘を迎えにいき、買い物をして帰る。夕方、また血混じりのおしるしらしきものが出る。夕飯を作りながら、今夜出そうだなと感じる。旦那が子供たちを寝かしつける。息子にはべべちゃん今夜出てくるかもしれないから、そしたらママ病院行くねと伝えておく。娘にも伝えたが理解はしていない様子。

21:00 下っ腹が重く痛む陣痛が始まる。早くも定期的に10分間隔。

旦那と夕飯を食べお義母さんに連絡、お義母さん用の寝床を用意。キッチンやら居間を片付け、子供たちの朝食を準備をし、病院に行く準備、家族、友人にメールで知らせる。

23:00 陣痛が強くなり5分間隔に。

23:30 旦那と家を出発。

23:45 病院に到着。車から救急の入り口まで、陣痛の度に2回くらい立ち止まりながらゆっくり歩く。

ベッドに横になりモニタリング。陣痛と陣痛の間はまだ話す余裕あり。子宮口は6cm開いているとのこと。うーーん。まだそんなかぁ〜。。。

24:10 麻酔を希望するかと聞かれ、可能ならなしでと伝える。自然分娩室(Salle Nature)が空いているからそこに移動しようと移動。

陣痛が早速強くなりうめき声が出る。

陣痛中は高めの肘掛椅子に座って、天井から吊るされているサスペンションにつかまり、ほぼ全体重かけて腰を浮かせる感じ。腰から太ももがくだけそうに痛い!旦那は私の上から一緒に覆いかぶさるようにサスペンションにつかまり、大きく深呼吸して私に促してくれたり、頭にビズしてくれたり、かなり心強くサポート!陣痛中はとにかくべべちゃん頑張れ!べべちゃん頑張れ!と出来るだけ波に身を委ねる感じで力を入れないよう意識。いや〜そのせいか声も出るがまま腹から出していたので、陣痛と陣痛の間は喉がカラッカラ!水を一口飲んで、肩の力を抜いて、もう疲れと眠気で放心状態。全くしゃべれない。一応心配になり他にも産気づいてる妊婦さんはいるかと聞くと、もう一人いるとのこと。

いつからかもう3分間隔。べべちゃんの押す力も俄然強くなる。ずーっと放置されていた私達。旦那は私がまだはいてきたパンツを脱いでいないのが気になって仕方がない様子。ってかパンツ脱がないとべべ出れないじゃんと隣で言っているが、もう自力で脱ぐ余裕もなく、その時が来たら助産婦さんが脱がせてくれるよ!と言ったんだか頭の中で思っただけかもはや定かではないが、私のうめき声を聞いて近いと思った助産婦さんがようやく飛んでくる。

1:15 旦那が一番気になっていたパンツをようやく脱がせてもらい、べべちゃんの様子をみてもらう。すると、まだ袋がやぶけてないわね〜の一言。え゛ーーーーーーーーーーっ!!?ま、まじか・・・。まだ先なのか?!!こっちでやぶく?それとも自然にやぶけるの待つ?と聞いてくる。そんなの知るかーーーっ?!ともう考える力もなく、どっちがいいのっ?!とだけ投げて、すぐ次の陣痛が来る。

すると、、、、、めーーーーーっちゃ押されて強くいきむと、
プシューーーーーーーーっ!!!と袋がやぶけ一気に頭が半分くらい出てるのを感じる!!!!!旦那も助産婦さんも、もう出る!もう出る!!あと一押し!!!と叫んでる!

すぐ次の波で思わず立ち上がり、

ん゛ーーーーーーーーーーーっと全力でひといきみ!すると、

ぶりゅんっとべべちゃんが産み落とされた!!!助産婦さん2人(おそらく旦那も?!)慌ててキャッチ!!!!すぐ私の胸に抱かせてくれた!どっしりした女の子。私、放心状態の中、ニュルニュルのへその緒に繋がれてる娘を立ちながら抱っこして、牛のお産みたいだったな〜なんて思いながら、まず思った感想は、

“こんな大きなべべちゃんが今私のおまたから出てきたの?!”

でした〜。

もう無事にひと仕事終えた安堵感と、長かった妊婦生活が終わったっていう達成感が強くて、正直感動の対面というより、冷静にべべちゃんを見つめていた気がする。長女同様、私の腕の中で静かにうずくまっている。3人の中で一番ガッツさん似だな〜と思いながら!恒例の旦那がへその緒を切り、その後そのままおっぱいをあげ、助産婦さんが私のおまたの処理。どうやらあれだけ最後に集中して強くいきんだのに、うしろが少しさけてるだけで縫う必要はなさそうとのこと。ホッ。

その後2人の助産婦さんはもう1人の妊婦さんの出産に忙しくしばらく放置。旦那は隣で爆睡し始める。娘はなかなか上手におっぱいを飲んでて安心。ひさびさの授乳はやっぱり幸せな気持ち。反対側のおっぱいもあげ1時間半経過。しかし助産婦さんはたまにしか来ない。。。正直胸の上に乗ってる娘が重くて胃は圧迫されてるは、同じ体勢で動けないので腰おしりが痛いは、苦痛で寝れない。2時間たったところでもう限界。ブザーを押して助産婦さんを呼ぶ。ってか放置しすぎでしょ!?今回一番の不満点!ようやくべべ子の体重を量ったり、きれいにしたり、私のお腹をおして子宮の中のものを出したり。なんと体重は3840gとやっぱり1番大きかった〜。忘れていたけど出産後何が辛いかって、おまたが痛い!座るのも立ち上がるのも出来ないこと。ゆっくり体を起こすと、さーーっと血の気がひいてめまいが。車椅子には乗れず、ベッドで移動することに。そりゃそうだ。あれだけ数時間無我夢中で陣痛に耐えていたんだもんな〜。

ようやく部屋にたどり着けたのはもう明け方4時・・・。

何か食べたい?と聞かれ、迷わず、糖分!と答える私。コンポートとヨーグルトとオレンジジュースを旦那ともらい、旦那は今回は病院に泊まらず家に帰ることに。娘はもう1回おっぱいを上手に飲み、疲れている様子でぐっすり寝てくれた。私もおかげでゆっくり眠れた。翌日も快晴。娘は相変わらず日中も爆睡。午後にお義母さんが来てくれた。子供たちの様子を聞いて私安心。2人を置いていくのが心配だったけど、むしろ2人だと心強かったのか心配無用だったよう。お義母さん次女を見て“わ〜1番日本的な顔ね♡”“手おっきい〜♡”“色黒〜い♡”と喜んでいる様子。出産の様子やらを話してすぐ息子を幼稚園に迎えに行く時間になる。その後すぐに旦那が息子を連れてくる。廊下から声が聞こえたのでカメラを向けてスタンバイ。

“ママーーーーーっ!”

ぎゅーした後、

“べべーーーーーっ♡”

旦那は息子をおいてすぐ役所で出産届けの手続き、娘を託児所に迎えに。1時間経過・・・。まだ来ない・・・。息子が飽きてきて廊下に出はじめる。限界というところでようやく廊下から長女の声が!カメラをスタンバイ!

“ママーーーーーっ!”

ぎゅーした後、

“みてーーーーーっ!ボンボン♡”

べべちゃんの存在に気づいておらず、旦那が買ったおやつに夢中。。。やっぱり。。。

“ねぇ!みてみて!だれがいるの?!”

とべべ子を見せると、

“しーっ!しーーっ!Il dort!(寝てる!)”

とまだ他人事のような様子。それよりパパが買ってきたおやつに夢中の2人!オイっ!

べべ子が泣いた時の長女の反応がいちいち面白い!

長女はまだ自分の妹というよりただ一般的なべべ(赤ちゃん)といった感じ。その後は予想通り、2人喧嘩したり部屋の備品で遊びだしたり廊下に出たり手に負えなくなり、旦那に“もう帰ってくれ・・・”という。

他の2人同様、夜が悪夢。まだおっぱいの出が悪く泣いて寝ない。。。あああああ、久々のどうしたらいいの感!これが辛い。3人目でもおっぱい出るまでは時間がかかるし、べべ子ちゃんもまだ上手に飲めないので乳首が切れて激痛だし、一人目に比べたらマシなんだろうけど、これは変わらないのね・・・涙

ということで、退院するまでの4日間、旦那が子供たちを夕方連れてきては、結局最後は、“もう帰っていいよ!”と言って帰ってもらう。。笑 その後の助産婦さん達の目が痛い。。。

唯一、病室で嬉しかった一面は、私がいない間に、上2人がめっちゃ仲良くなっていたこと!

こうやって子供たちは成長していくのかぁ〜としみじみ感動していたのも束の間。退院して家に戻ったら、喧嘩が前より激しくなってた・・・ガビーーン!


ということで、名前の由来にした“光・太陽”とともに誕生した娘。これからどんな風に成長するのか楽しみです☆

ガッツさんじゃなくてザブングル加藤似だったっていう!笑 (発見者:ミーチャ)