嫁ぐ前の最後のシルクロード陸路旅、の途中で妊娠発覚!?

結婚が決まり、最後の長旅をしつつフランスに戻る計画だった。
彼の強い希望で、中国から陸路でトルコまでは行きたい!ということで
ビザやら情勢で可能な経路を検討した結果、

中国→カザフスタン→キルギスタン→ウズベキスタン→カザフスタン
→アゼルバイジャン→グルジア→トルコ

という計画で、早速それぞれの国のビザを可能な限り日本で取ることに。

ここで大分てこずる。
なんせ国が国なだけに、大使館に問い合わせても、あいまいな返事だったり
相手の日本語がかたことでうまく伝わらなかったり、
人によって返答が違ったり。。。
ネットでも最新の情報があまりない!

問題だったのは、日本人とフランス人とで取得条件が違うため、余計にややこしい。
しかも新潟にいた為、ビザの申請は郵送。時間がかかるかかる。。汗

2人とも思いの他仕事が忙しく、時間がないことに焦りまくり、旅の後のフランスでの結婚などは
ネットで調べたり在日フランス大使館に問い合わせたり(あまり親切ではなかった・・)
結局、フランスに行ってみないことには詳細がわからん!ということで後回し。
これが後々後悔することに・・・・・・・・・


なんとか中国とスタン系の計4カ国のビザは取れ、いよいよ出発!


中国の上海からスタート!
しかし中国は広いから、旅の経路選択も難しい。。
(旅の詳細やビザ取得詳細はぜひ今後別の記事で紹介したい!)


この時点で生理が2週間ほど遅れている。



実は2人とも思い当たる節があり、日本にいる間にもし今赤ちゃんが出来たら
という話はしていた。2人とも最初は実感がわかず現実的に考えるまでに時間がかかったが
準備は出来てないけど、もちろん2人とも嬉しいという話でフランスでの具体的な計画を
話し合っていた。


そもそもなぜ結婚後はフランスに住むことになったかというと
彼のプロジェクトはもともと、フランスの実家のそばで(おばあちゃんの土地を買って)
自分の牧場(主に肉牛、羊)を経営すること。その研修もかねてNZに来ていた。

なので付き合うようになってからは、彼の農業に対する話なんかをよく聞いていたので
自分は全く知識がなくても、自然と将来結婚したら、自分も農場のお手伝いをすると
勝手に想像していた。


なので最初からフランス以外の選択肢はなかったし、不思議と抵抗もなかった。



中国を旅しながらも、2人とも赤ちゃんが出来てるかどうかが気になって仕方がない!
実は日本から妊娠検査薬は持ってきていた。



そしていよいよ妊娠検査薬を使う日が。。。(中国のバッパーにて!)







結果。。。。。。。。。。。。陽性。。。。。。。。。。。







複雑な思いでトイレを出て彼の待ってる部屋へ(よりによって個室ではなく4人部屋!笑)



結果を伝える。



なんとも言葉が出ない



この先の予定がすべて変わる



話し合ってもなかなか気持ちと現実がかみ合わず、重い空気でこの日を過ごす



とにかく病院で確実な結果を調べないことには。



ということで、第一関門!中国で産婦人科にかかる!!!



まず、中国という国、アジアの中でも英語が全く通じない国。
北京、上海などの大都市の中心をはずれれば、大多数の国民は他国の情報がない。
ネット規制も強いし、国外へ出た人もほんの一握り。
英語の話せる医者がいる病院なんて北京に行かなくては。



そんな中、訪れた小さいちょっとした観光地(の割に閑散としていて外国人はゼロ)
そこで泊まった家族経営のゲストハウス。
言葉は通じないが、とっても感じがよく親切。
そこの息子とネットの通訳サイトを通して会話をしてみる。
そして親切にも近くの病院に一緒に行ってくれることに!



病院は割りとまともな大きめの建物で、中に入るとガラーーーーーーン 
え?これはやっているの?大丈夫なの?
超不安!


とりあえず受け付けして尿を取るようにいわれて
先生のいる階へ


ようやく病人らしき地元のお年寄り数人発見!
が!診察室でおじいちゃんがたばこを吸ってる!!!
大丈夫かここは?!!2人どん引き!
さらに、野菜の入ったかごを肩に下げたおばあちゃんが野菜を押し売りにきた!!!


おーーーーーーーーーーい!!!


一気に不安!!!・・先生って本当に医者なのか?どんな診察されるんだ?!


ドキドキドキドキ


私の番がきた!


まー先生は普通にお医者さんぽくまとも。ほっ
どうやらエコーを取るらしくベッドに寝てお腹を出す。
設備も普通でちょっと安心。


先生一言。赤ちゃんいるねー。



この時に2人ともエコーで赤ちゃんを実際に確認して、実感がわく。



やっぱり嬉しいしなんだかすでに愛おしい。



旅は中止してすぐにフランスに帰ろう。



ようやくあきらめがつく。



でもこの決断は間違っていなかった。



重いバックパックを背負って、つわりも始まる中、無責任に旅は続けられない。
ちょうどフランスについた頃、つわりが始まった。



こうして、旅の出だし一カ国目にて妊娠発覚。
苦労して取ったビザも他は使うことなく旅終了!




現在4月の出産予定まであと2ヶ月。




そういえば妊娠発覚前に、徳島の友達のとこでラフティングしたり
川の小高いとこから飛び込みしたり
飛行機にも妊娠中は結構乗ったな〜




どうかたくましい元気な子が産まれますように!!!