携帯から離れ読書三昧

前にお話した電波塔問題以降(電波問題 - 3人の子育て+ファーム+自給自足生活@フランスのど田舎)、我が家族は電波に気をつけようっていう意識が強くなり、夜寝るときはWIFIをオフにしたり、寝る前に携帯見るのをやめて旦那のように読書するようになり、今めっちゃハマってます!もともと読書好きでもなんでもなかったのが、今人生で一番読んでるよ!最初の外出禁止令が出てから気がついたけれど、仕事と家事の両立がなければやっぱり体力的に余裕があるのか(ストレスは別として)、読書ができる!寝ずに読める!

 

ちょうど、フランス在住の日本人のお友達から本を借りていたのにぜんぜん読めてなく、休職中の今、旦那もびっくりするくらいの勢いで読みすすめていて、もう全制覇してしまった~!涙 そしてなんとも借りていた本で読みたかった村上春樹の『1Q84』を読みすすめていたら、なんと最終章の3がないではないか?!しかも2がめっちゃ気になる終わり方してくれてる~!涙 貸してくれた友達に聞いたら日本で買った時にはまだ3が出る前だったから~とのこと。。。ウズウズ!今すぐにでも読みたいーー!!!ということで、パリにあるブックオフやジュンク堂で在庫検索するもなぜかない。。。フランス在住の日本人で売りに出したりしてないかな~とダメ元で検索してもやっぱりない。。。いろいろ調べた結果、日本で中古品買って送ってもらうのが一番お手頃で確かなようなので、ソッコーで新潟に住んでる姉に連絡し、ネットで3冊厳選して注文しフランスまで送ってもらいました~。(送料は高くつくけども仕方ない)

 

ということで、読んだ中で私個人が面白かった3選を今日はご紹介!

 

まずは今お話した世界の村上春樹、『1Q84(BOOK1,2,3)』。

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海外で出会う外国人の何人かに、私が日本人だというと、Haruki Murakami 好きなんだよ~!と言われたのに読んだことがなかったので、フランスに嫁いですぐに「ノルウェイの森」を読んだっていう!笑 ただ村上作品の最初で期待マックスの状態で読んだので、あれ?こういう感じか~というのが正直な印象でした。その点「1Q84」は完全に私好みの内容で、比喩の表現が特に絶妙!すぐに本の世界感に引き込まれました。内容は少年少女の純愛+宗教、カルト+ファンタジーという感じで(合ってるかな?)、ミステリアスな部分も多いのですが、巧みな表現力で私的にはめちゃくちゃ想像力が膨らんで、最後、主人公の女の子が30年間孤独だったのがようやく報われた瞬間に涙を流すところで一緒に涙が出たくらい、テクニック的には間違いなく世界の村上春樹だわ~という感じでした。涙出たこと自体久々でびっくりしたわ!笑 好き嫌いの分かれる内容かもしれないですが、個人的には登場人物がみんなそれぞれ面白い個性があってクールな感じがハマったのかなと思います。

 

続きましては、伊坂幸太郎の『マリアビートル』。

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伊坂作品もこれが初めてでしたが、新幹線の中で起こるスリリングな殺人事件で、展開が早くて一気に読み切った感じです。個性豊かな何人もの殺し屋と、その中の一人、アル中の元殺し屋が6歳の息子をある中学生にデパートの屋上から突き落とされて意識不明の重体になったことで復習するというところから新幹線での戦いが始まります。この中学生がまた憎ったらしくて、前に紹介した『告白』(ひっさびさの読書は、、、 - 3人の子育て+ファーム+自給自足生活@フランスのど田舎)をちょっと思い出す感じ。読み終わったあとで知ったのですが、『グラスホッパー』の続編だったという。。。これまた機会があったら順番は逆ですが読んでみたいです。(ちなみに読んでなくても全然楽しめました!)

そしてこれまた読み終わってから知ったのですが、ブラッド・ピット主演でハリウッド映画化するそうで!驚 ストーリー的には驚きの展開続きなハラハラなスピード感とか心理戦とかが絶対に映画向きだと思います!見たい!!!題名は「Bullet train」だそうです。ただこのコロナ渦でいつ公開できるのかというところでしょうか。あともう一つ、ブラピが七尾(天道虫)くん役だそうで、、、かっこよすぎだろ!もっとビジュアルはもっさりしてないとな~。笑 私的には若い頃の大森南朋さんあたりがしっくりくるかな~(妄想好き)。ハリウッド俳優はよくわからん!笑

 

 

最後は小川糸の「つるかめ助産院」。

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穏やかで温かい雰囲気と、なんかセンスとか空気感が好きな感じでした。南の島での助産院のお話で、妊娠、出産、出会い、別れにともなういろんな人生のお話。

 

この小川糸さん。名前を聞いたことがあるようなと考えていたら、なんともフランス人のお友達からだいぶ前に、日本人作家の本を読んですごく良かったよ!とおすすめされて名前と題名をメモしていたのでした!おすすめされたのは『食堂かたつむり』という本で、『1Q84』とともに日本から送ってもらってちょうど読み終わったところです!こちらもほっこりする感じの雰囲気で良かったですが、内容的には助産院のお話のほうが個人的に好きです。

 

ということでお家時間が増えた今日このごろ、ぜひ読書!おすすめです☆