ラジオから奇跡の一曲

先週末からフランスでは１８時～翌朝６時までの夜間外出禁止令が全土になり、なおかつ屋内スポーツ禁止になってしまい、長男が毎週木曜日に学校行事で行っている水泳の授業が中止となってしまいました。。。スーパーにお昼買い物に行くとレジにものすごい列。。。前の女性がカート山盛りの買い物をしていて、量が少なかった私に対して、順番をゆずってあげたいんだけど、仕事の休憩中で急いでいるからごめんなさい。とのこと。１８時には家に着くようにということでお店も１８時には閉まるので、仕事をしている主婦にとってはそりゃ～昼休みを使って買い物しなくてはいけない状況だなんて。閉店間際のスーパーなんて激混みなのでは？？とこの対策に疑問点もありありですが。。。とりあえず15日間と言っていますが、うわさではまた外出禁止令が出るかもとも聞こえてくるし。状況を見守り対応していくしかない状態です。

話は変わって、昨年末の外出禁止令期間中に旦那のファームでお手伝いすることが増え、旦那と薪用の木を片付けたり、小屋の壁用の木の板にオイルを塗ったり、どれもこれも腰にくる作業ばかり。しかも旦那のペースについていくとなると身体の悲鳴がヒィヒィ聞こえてくる。

そしてなんとも子どもたちのクリスマスバカンス直前の学校がない水曜日の朝、次女が怖い夢でもみたのか朝早くに泣いたので、見に行こうとしたら、ベッドから起き上がれない。。。あ、これ前にギックリ腰したときのやつみたいーーーーっ！汗　腰に全く力が入らず、なんとか手の力でベッドから這い出すも、歩くのがやっと。。。こんなクリスマス前の忙しい時期にヘルニア再発か？！とゾッとするも、とりあえず痛み止めを飲んで、うちのお父さんから嫁入り道具（？！）にもらった腰痛ベルトをして、お義母さんがかしてくれた腰の痛みや炎症をおさえるクリームを塗りながら、できるだけソファーで横になりながらその日は過ごしました。初日はズボンすらはけず、お世話好きな長女が率先して靴下も履かせてくれてめちゃくちゃ大活躍！笑　こちらの家族が全員通ったオステオパシーのところに予約を入れて、とりあえず様子をみることに。

今まで２回ほどオステオパシーをフランスで体験していますが、ゴリゴリの整体やタイマッサージなんかに慣れている私にとって、血液の循環を良くしたり、歪みを治すことで自然治癒力を高めるという治療法が、なかなか施術後の効果がすぐ見えにくいという印象で、ちょっとソフトすぎて本当に効いてるのかな？！と疑いの眼差しがあったのですが、今回、５０歳くらいの男の先生で、最初に少しだけ状態を話し合うところで、すでにマイナスイオンが出てるような安心感のある雰囲気に期待が高まり、すぐに施術がはじまったのですが、割と歪みをすぐに見つけてバキバキと直している感じが私好みでした。結果、ヘルニアではなく骨盤と首の歪み、コリがひどい様子で、そこを重点的に矯正してくれたそう。初めて施術後にスッキリした感覚を味わった気がする。もちろんすぐに腰の痛みがなくなるというわけではないけれど、回復には向かっていきました。そしてその後２回目の施術でも骨盤、首の歪みを中心に矯正してくれたようで、なんだか天気も相まって晴れ晴れした気持ちでサロンをあとにし、旦那のファームの買い物を頼まれていたので、はじめて通る田舎道を走りながら、ラジオから流れてきた曲がなななんと！

「川の流れのように」！！！！！

オリジナルの美空ひばりではない、男性グループがカバーしているような歌声でしたが、“あ～あ～～、川のな～が～れ～のよ~うに、とめどなく、空が黄昏に～、染まるだけ～”　と気持ちよく歌いながら、あれ？ここフランス？！という不思議な感覚に陥りながら清々しくドライブしたのでした。

それから腰の痛みはしばらくしておさまったので、３０分５５ユーロ×２回と決して安くはないですが、気分的にはクリスマスプレゼントということで良い投資だったなと思っています！自分自身もたまにはいたわってあげないと。。。！